バックモニター取り付け
DIYの参考になればと思いますが、年式や仕様などによっても違いが生じる場合がありますので、当情報をご利用の際は自己責任でお願いしたします!
※内装部品の正式名称が不明なため部品名は任意に付けています。
※カーナビ取付と同時進行の部分もあり、写真などに整合性がない場合もあります。
取り付け車種
セレナ(NC25)20Sアンシャンテ
取り付け機種
パナソニックCY-RC50KD
その他
セレナへのリヤビューカメラ取り付けに辺り利用したオプション部品など。
リアビューカメラ用延長ケーブル【CA-LERC300D】(3m)
TVモニター
パナソニックのHDDカーナビCN-HDS700TDと接続する予定ですが、ひとまずカメラ取り付け位置の確認のため、ポータブルナビを準備。
バックモニター取付手順
作業順序を変えた方が効率が良い場合もあります。
1.バッテリーのマイナス端子取り外し
ボンネットを開けて、バッテリーのマイナス端子の接続を切っておきましょう。
2.グローブボックス取り外し
まずはグローブボックスを取り外します。
3.グローブボックス取付ステー取り外し
正式名称は不明ですが、グローブボックスが取り付けられていたカバーを取り外します。
+のネジ7本(上側4本、下側3本)で固定されています。
4.電源の取得
シフトをR(リバース)に入れた際に点灯するバックランプのプラス線から電源を取得。
拡大↓
取り出し位置は、室内ヒューズBOX(ヒューズブロック)横にあるコネクターの黄色-緑の配線を利用。
※クラリオン提供のPDF資料を参考にしました。Googleで「NC25 バック信号」で検索してみてください。
若しくは、以下のURLを参照してみてください。
http://www.clarion.com/jp/ja/files/speed/nissan/nissan_114C.pdf
この黄色−緑の配線に[CY-RC50KD]に付属のエレクトロタップを使用して電源を取り出します。
今回はカーナビの取り付けも予定しているので、カーナビ用の配線も同時に作成してみました。
また念のため、電源が確実に取れているか検電テスターを利用して確認(バッテリーのマイナス端子を仮接続)。
※画象に動画(WMVファイル)へのリンクを設置。ファイル容量は約600KB(5秒)です。
5.カメラ取り付け位置の確認
今回カメラの設置を検討した場所は、4か所。
- ハイマウントストップランプ下辺り
- NISSANエンブレムの上辺り
- 画象の位置辺り
- 純正カメラ取り付け位置
とりあえず配線を仮接続して、カメラに写る映像を1〜4まで確認。
1の位置の映像
セレナの場合、リヤゲートが垂直に近いように感じていましたが、1の取り付け位置ではリヤガラスの映像が半分近く占めてしまいます。
少しカメラの角度を変えれば後方の状況はもっとよく確認できるようになると思いますが、個人的にはバンパー後端も映ってほしいです。
2の位置の映像
バンパーの端に扇風機を置いてみました。
輪止めの上にあるのは、ビニールテープとニッパーです。
またモニターの映像をデジカメで撮影し、ウェブ用にファイル容量も下げているので、確認づらいですが、バンパーは映っていないです。
3の位置の映像
後方の状況。
この位置でもなんとかカメラと反対側の部分も映っています。
4の位置の映像
置いてあるものが変わっているので、比較しずらいのですが…。
また実際にはカメラがもっと奥に入るので、もう少しボディーの占める割合が増えると考えられます。
でも一番スマートに取り付けるならば、この位置ですね!
純正のカメラ取り付け位置でもありますし。
6.カメラ取り付け
予め決めた位置にカメラを取り付けます。
取り付け位置にもよりますが、カメラブラケットにカメラを取り付けて、カメラブラケットについている両面テープで取り付けます。
今回は3の取り付け位置にカメラを取り付けました。
リヤスポイラーを取り付けて、リヤスポイラーの下側にカメラを取り付けるのがベストではないか!という結論に至ったのですが、これからリヤスポを取り付けるには時間的猶予がないのと3の位置ならカメラの取り付け位置を変更することも十分可能だという判断からです。
取説のお知らせより
フッ素樹脂処理された(水滴や泥水などをはじく)塗装面やガラス面、再塗装された面には貼り付けられません。
という説明書きあり!
7.カメラコードの引き込み
まずは付属のコードクランパーなどを利用して、カメラコードが痛まないように車内へカメラコードをひきこみます。
ガラスとリヤゲートの隙間を利用。
@の部分は、リヤガラスとリヤゲートの間の隙間を利用。
Aの部分は、付属のタイラップを利用。
赤→の部分は、付属のコードレールを利用。
白丸部分をルーターでカメラコードが通過できるように加工。
とりあえずカメラコードに負荷をかけないで車内へ引き込みできました。
とりあえず上記のような状態でカメラコードを室内に引き込むことが出来ました。
8.カメラケーブルの延長
CY-RC50D/KDに付属しているカメラケーブルでは、フロント側まで配線するのは非常に難しいと思います。
※カメラコントローラーの取り付け位置にもよる。
そこでリアビューカメラ用延長ケーブル【CA-LERC300D】(3m)を利用して、フロント側までカメラケーブルを引きまわします。
9.カメラコードの引き回し
カメラコントローラーをグローブボックス周辺に取付ける予定ですので、そこまでカメラコードを上手く引き回します。
Photo:スライドアップシート仕様(セカンドシート)
今回はスライドアップシートのシートレールカバーを取り外して、ステップのカバーはそのままで、ステップのカバーの縁の中を沿わせる感じで配線しました。
標準仕様ならば、手間はかからないと思いますが…。
※既存の配線に沿わせるならば、ステップのカバーを取り外す必要がありそうです。
助手席側のステップのカバーは取り外して、既存の配線に沿わせる感じで配線。
ステップカバーの取り外し
まずシートを固定しているボルトの化粧カバーを窪んでいる部分を上に持ちあげ、手前に引く感じで取り外します。
基本的には、クリップ1箇所で固定。
次にステップカバーを上に引き上げて取り外します。
基本的には、クリップ7個で固定。
ただステップのカバーを取り外す際に固定しているクリップ一個(一番前のオレンジ色)が車体側に残ってしまいました。
クリップ外しなどの工具があれば問題ないと思いますが、クリップ外しなどがない場合、このクリップは少々厄介だと思います。
10.配線接続
カメラコントロールボックスに映像用コード、後方から引きまわしてきたカメラコード、電源コードを接続します。
1.リバースコード(電源用・紫/白)
「4.電源の取得」で作成した端子と接続。
2.アースコード(黒)
ヒューズボックス右上の金属部分に接続。
11.カメラコントロールボックス設置
カメラコントロールボックスにクッションテープを巻いて、ヒューズボックス左手前にある空きスペースに押し込みました。
12.動作確認
バッテリーのマイナス端子を元に戻して、エンジン始動。
シフトをリバース(R)に入れた際にカメラの映像が映っていればOK!
13.修復作業
取り外していたパネルなどをもとに戻します。
14.車両チェック
セレナの電装品(エアコンやパワーウインドウなど)など車両の状態に問題がないか確認。
15.パワーウインドウの初期設定
バッテリーを外すとパワーウインドウの初期設定が解除され、AUTOでの窓閉めなどが機能しなくなっていますので初期設定を行います。
詳しくは取扱説明書を!(P50)2005年5月発行版
初期設定方法
窓ガラスを全開にして、AUTOボタンを押したまま窓を全閉させ、そのまま約3秒間保持し、手を離します。
16.CY-RC50D取付(完)
なんとか後方の車両などギリギリまでバックできるかなぁ…。