HDDカーナビゲーション取り付け
DIYの参考になればと思いますが、年式や仕様などによっても違いが生じる場合がありますので、当情報をご利用の際は自己責任でお願いしたします!
※内装部品の正式名称が不明なため部品名は任意に付けています。
※ETC車載器の取り付け、バックカメラ取付と同時進行の部分もあり、写真などに整合性がない場合もあります。
取り付け車種
セレナ(NC25)20Sアンシャンテ
取り付け機種
パナソニックCN-HDS700TD
その他
セレナへのカーナビ取り付けに辺り、利用したオプション部品など。
パナソニックCA-LNRC10D
バックカメラ【CY-RC50D/KD】と接続するために必要になります。
パナソニックCY-TBX55D(VICSビーコンユニット)
※取り付けませんでした。
日産車用(20P・3P)オーディオハーネス
エーモンのアイテムNO.2223
アンテナ変換ハーネス付き!
カーナビゲーション取付手順
作業順序を変えた方が効率が良い場合もあります。
1.バッテリーのマイナス端子取り外し
ボンネットを開けて、バッテリーのマイナス端子の接続を切っておきましょう。
2.グローブボックス取り外し
まずはグローブボックスを取り外します。
3.グローブボックス取付ステー取り外し
正式名称は不明ですが、グローブボックスが取り付けられていたカバーを取り外します。
+のネジ7本(上側4本、下側3本)で固定されています。
4.センターコンソール分解
赤枠の部分を取り外します。
この部分は1枚ものとなっています。
1.ステアリング
一番低い位置へ。
2.シフトノブ
シフトロックを解除して、セレクトレバーの位置をL(ロー)へ。
※タイヤ止をしておくとベスト。
化粧カバーを取り外して、シフトノブを固定しているプラスのネジを緩め、シフトノブを取り外します。
シフトノブを手前にひいて取り外します。
3.エアコンのコントロールパネル取り外し
構造が良く分からなかったので、下から横から上からといろいろアプローチしてなんとか取り外すことができました。
それと簡単には外れなかったので、傷がつかないように周辺部をビニールテープを重ねて保護!
基本的には、4か所の爪で固定されています。
それに加えて上縁の3か所もあり。
個人的な見解ですが、上からのアプローチが、良さそうです。
4.パネル取り外しAssy
二か所の固定ネジを取り外して、エアコンのコントロールボックスのコネクターを切り離して、パネルを取り外します。
固定ネジ2か所以外は、爪で固定されているだけなので、手前にひく感じでパネルを取り外します。
基本的には、7か所の爪で固定されています。
あとはハザードスイッチなどのコネクターを切り離せば、OK!
注意点!
シフトレバー部の蛇腹?というかパラパラ?部に力が加わらないようにパネルを引き抜きましょう。
シフトレバーの位置を調整するのもありかな!?
今回はまったく頭になかったため、2枚ほど外れていました。
1枚はシフトレバーの方に残っていたので、気がついたのですが、もう一枚は床に落ちていました。
もし外れてしまっても差し込んであるだけなので、もとの状態を把握しておけば特に問題はないと思いますが…。
5.2DIN部の取り外し
プラスのネジ4か所を外します。
6.Aピラーのカバー取り外し左右
ウェザーストリップを取り外し、Aピラーのカバーを取り外します。
基本的に4か所の爪で固定されています。
Aピラーのカバーを上側から取り外して行くと下側のパネルが浮き上がってきました。
一緒に外してしまいましょう。
Aピラーのカバーに刺さっている感じです。
これだけ単体で外すなら、後ろ側からアプローチするのが良いでしょう。
ここだけ外すってことは少ないかもしれないですが…。
7.アンダーパネル取り外し
車速信号をこのパネルの裏側にあるコネクターから取り出すための作業です。
違う部分から車速信号をとる場合は不要。
1.スイッチパネル取り外し
手前にひいて取り出します。
コネクターを外してスイッチ類を切り離します。
2.Aピラーアンダーパネル取り外し
固定ナットをはずして、Aピラーアンダーパネルを手前にひっぱり取り外します。
3.アンダーパネル固定ボルト取り外し
10mmの固定ボルトを取り外します。
4.アンダーパネル取り外し
爪で固定されている状態になりましたので、手前に引いて取り外します。
アンダーパネルが外れました。
茶色のコネクターが見えますので、ここから車速信号を取り出します。
8.車速信号の取り出し準備
ビニールテープをカットするなどして、茶色コネクターにアプローチします。
さらに配線を保護しているプラスティックのカバーから配線を取り出します。
画象の青−黒の配線が車速信号の線です。
※クラリオン提供のPDF資料を参考にしました。Googleで「NC25 車速信号」で検索してみてください。
若しくは、以下のURLを参照してみてください。
http://www.clarion.com/jp/ja/files/speed/nissan/nissan_114C.pdf
この青色−黒の配線に[CN-HDS700TD]に付属のエレクトロタップを使用して車速信号を取り出します。
今回はGDR180Rというドライブレコーダー&レーダー探知機の取り付けも予定しているので、ドライブレコーダー&レーダー探知機用の配線も同時に作成しています。
9.メーターパネル
配線を通すためにメーターパネルの固定のみ外します。
プラスのネジを取り外して、手前に引けばOK!
10.ナビ本体にブラケット取り付け
取り外した2DIN部のブラケットをナビ本体(HDS700TD)へ付け替えます。
1.ナビ輸送用のブラケット取り外し
プラスのネジ2本を外すと外れます。
2.2DIN部のブラケット取り外し
こちらもプラスのネジ2本を取り外します。
3.2DIN部のブラケット取付
2DIN部から取り外したブラケットをナビ本体へ取り付けます。
今回は、ナビ輸送用ブラケットの固定に利用していたネジを利用しました。
反対側も同じ作業をします。
純正のブラケットを移植するだけともいえます。
11.地デジチューナー取付準備
地デジチューナーのサイズは、250mm×150mm×25mmくらいです。
この地上デジタルチューナー取り付け位置をグローブボックス内に決めたので、グローブボックス取付ステー(グローブボックス内のボックス)に配線を通すための加工をします。
RACコードと地デジチューナー端子、地デジチューナー用の電源コードと地デジチューナー接続ケーブルを通すために2か所穴あけ加工しました。
※地デジチューナー端子は、ETCアンテナケーブ用に開けた穴を利用しました。
穴あけに利用したのは、プロクソンのルーターです。
簡単にカットできると思ったのですが意外と苦戦しました。
ワンポイント!
地デジチューナーを取り付けなければ、この工程は必要ありません。
正直なところ地デジを見る機会はないと思うので、パスする予定だったのですが…。
12.フィルムアンテナ取り付け
フロントガラス上部にフィルムアンテナを取り付けます。
詳しい貼り付け方法は取扱説明書を!
1.ガラス面の清掃
付属のクリーナーでフィルムアンテナ取付部の汚れなどを清掃します。
2.フィルムアンテナAssy貼り付け
フィルムアンテナを貼り付ける位置を決めて、フィルムアンテナAssyを貼り付けます。
3.フィルム取り外し
一番上のフィルムをはがすとフィルムアンテナ部がガラス面にのこる仕様です。
13.アンテナコード取付&配線引き回し
TV・FM多重アンテナコード(アース部含む)と地上デジタルアンテナコードをフィルムアンテナの給電部に取り付けて、ナビ本体方面へと配線します。
▼の取り付け位置に合わせてフィルムアンテナの給電部にコードを取り付けます。
コードは、ガラス上縁を沿わせるか、内張りのを通します。
Aピラー部は、純正の配線に沿わせて配線。
14.GPSアンテナ取付&配線引き回し
ダッシュボードに指定の金属シートを貼り付けて、GPSアンテナを取り付けます。
15.VICSビーコンユニット取付&配線引き回し
ダッシュボードにVICSビーコンユニットを取り付けます。
※今回は取り付けないことにしました。
16.各種配線
電源コードや車速信号コードなどを配線して行きます。
詳しい接続方法などは、取扱説明書を!
1.電源コード
純正のハーネスに日産車用(20P・3P)オーディオハーネスを接続して、ナビ【HDS-700TD】の電源コードと接続。
これだけで、アクセサリーコード、バッテリーコード、オートアンテナコントロールコード、スピーカーコードなど各種の配線が完了します。
・アースコードは、アースポイントと接続。
上からのアングルでよく見えませんが、この正面に10mmのボルトがあります。
↓
ここにアース線を接続してみました。
2.車両インターフェースコード
・イルミネーションコードは、日産車用(20P・3P)オーディオハーネスのイルミネーション端子と接続。
・リバースコードは、バックカメラ取り付けであらかじめ用意しておいた端子と接続。
・サイドブレーキコードは、アースポイントと接続。
※基本は、サイドブレーキ関連の配線と接続。
・車速信号コードは、車速信号の取り出し準備で作成しておいた端子と接続。
3.ラジオアンテナ入力端子
日産車用(20P・3P)オーディオハーネスに付属しているアンテナ変換ハーネスと接続。
4.AVコード
RCAコードと接続。
5.リヤビューカメラ変換RCA変換コード
リヤビューカメラのRCA(映像)コードと接続。
もう少し綺麗に配線を引きまわしたかったのですが、時間的な関係から少々おおざっぱ!
一応各種配線が完了して、あとはナビ本体と接続!
17.ナビ本体【HDS700TD】取り付け
電源コネクター、車両インターフェース接続端子、GPS接続端子、AV接続端子、TV・FM多重アンテナ接続端子などに各配線(コネクターなど)を接続し、ナビ本体を【HDS700TD】を車両に取り付けます。
取り外した2DIN部を元に戻す感じです。
ごちゃごちゃした配線は、綺麗にまとめるのがベストですが、2DINスペース裏側に余裕があるので、特別な作業をしなくても無理なくナビ本体は収まりました。
18.余った配線の処理など
GPSアンテナのコードや地デジチューナー接続ケーブル、AVコードなどグローブボックスが元に収まるように整理します。
専用設計でないだけに…
整理できたとは…。
ナビ本体から助手席側への配線は、純正の配線に沿わせるようにタイラップ等で、整理しました。
19.地デジチューナー取り付け
グローブボックス内のスペースに上手くおさまりました。
ただ先ほどの余った配線の整理のみでは、ややグローブボックス後ろ側の配線が邪魔をして、ボックス自体のおさまりが悪かったので、配線の具合を微調整して、元の位置へ納めました。
またチューナー自体の固定は、マジックテープで行いました。
20.修復作業
取り外していたパネルなどをもとに戻します。
もし万が一配線ミスなどがあると面倒なので、エアコンのコントロールユニットの手前まででもよいでしょう。
21.動作確認
バッテリーのマイナス端子を元に戻して、エンジン始動。
※ワイパーのスイッチがONなっているかもしれないので、エンジン始動前にチェック!
ナビが正常に起動してくれれば、とりあえずひと安心ですね。
22.接続状態の確認
MENU→情報設定→システム情報で、リバースコードやサイドブレーキコードの接続状態を確認。
23.機能確認
ラジオの受信状態や地デジの受信状態などを確認。
付属のB-CAS(ビーキャス)カードを地デジチューナーに挿入しないと地デジは映らないようです。
24.車両チェック
セレナの電装品(エアコン、オートスライドドア、ハザードなど)など車両の状態に問題がないか確認。
25.パワーウインドウの初期設定
バッテリーを外すとパワーウインドウの初期設定が解除され、AUTOでの窓閉めなどが機能しなくなっていますので初期設定を行います。
詳しくは取扱説明書を!(P50)2005年5月発行版
初期設定方法
窓ガラスを全開にして、AUTOボタンを押したまま窓を全閉させ、そのまま約3秒間保持し、手を離します。
26.CN-HDS710TD取付(完)
↓こんな感じで、ナビが付きました!
あとは、取付角度の設定や車種、車高などの設定を行い、ナビゲーションの利用開始です!