アルパインTOPVIEWフロントカメラHCE-C200FD取り付け
DIYの参考になればと思いますが、年式や仕様などによっても違いが生じる場合がありますので、当情報をご利用の際は自己責任でお願いしたします!
※内装部品の正式名称が不明なため部品名は任意に付けています。
※各パーツの修復時に撮影した箇所があり、写真などに整合性がない箇所もあります。またカーナビ取り付け時の画像を使用している箇所もあります。
取り付け車種
セレナ(NC25)20Sアンシャンテ
取り付け機種
アルパインTOPVIEWフロントカメラHCE-C200FD
すでに取り付け済みのパナソニックCN-HDS700TDのモニターにフロントカメラの映像を出力予定!
その他
セレナへのフロントカメラ取り付けに辺り、利用したオプション部品など。
アルパインHCE-C200シリーズ電源BOX/KCX-C200B
HCE-C200FD/C200R をリアビジョンナビ X08 シリーズ以外のナビゲーション、対応モニターへ接続する際に必要となります。
キャストレードAVセレクター
バックカメラの映像とフロントカメラの映像を自動的に切り替えるために準備。
HCE-C200FDフロントカメラ取付手順
作業順序を変えた方が効率が良い場合もあります。
1.バッテリーのマイナス端子取り外し
ボンネットを開けて、バッテリーのマイナス端子の接続を切っておきましょう。
10mmのロングソケットがあると便利です。
2.グローブボックス取り外し
まずはグローブボックスを取り外します。
3.グローブボックス取付ステー取り外し
正式名称は不明ですが、グローブボックスが取り付けられていたカバーを取り外します。
+のネジ7本(上側4本、下側3本)で固定されています。
4.フロントカメラ取り付け
ナンバープレートを取り外し、付属のナンバープレートブラケットにフロントカメラを取り付けて、ナンバープレートとナンバープレートブラケットを共締めします。
※撮影用にナンバーは取り外しています。
付属のネジでフロントカメラ本体とブラケットを結合
六角レンチも付属しているので、特別難しいことはなしです。
それとこのセレナNC25の場合、ぎりぎりですが付属のナンバープレートブラケットで取り付け可能です。
無理な場合は、バンパー等に両面テープで貼り付ける為のブラケットも付属しているので、そちらで。
5.フロントカメラケーブル配線引き込み
付属のカメラ延長コードを使用して、エンジンルームから室内へカメラケーブルを引き込みます。
1.カバーA取り外し
赤枠で囲んだ部分のカバーを取り外します。
まず青1のウェザーストリップの固定部分を上側に引き、取り外します。
次に青円4箇所のグローメットを取り外し、カバーを取り外します。
凸の部分を押さえて、真ん中のピンを引き上げるとグロメットのロックが解除します。
2.カバーB取り外し
手前に引けば簡単に外れます。
↓
6.ダッシュボード取り外し
左右のAピラーカバーを取り外した後、ダッシュボードを取り外します。
1.Aピラーのカバー取り外し左右
ウェザーストリップを取り外し、Aピラーのカバーを取り外します。
基本的に4か所の爪で固定されています。
Aピラーのカバーを上側から取り外して行くと下側のパネルが浮き上がってきました。
一緒に外してしまいましょう。
2.センサー各種取り外し
エアコン用の温度と明るさを検知している?センサーを取り外して、コネクターを切り離します。
切りかけ部分から上に持ち上げれば外れます。
3.ダッシュボード取り外し
手前側を持ち上げる感じで爪を外し、ダッシュボード全体を取り外します。
青丸のメクラ蓋は一応外しましたが、あまりダッシュボード取り外しとは関係ないようです。
↓の固定部分です。
手前側の固定部分は、赤丸の10か所です。
前側は3箇所で固定されています。
7.グロメット取り外し
上記画像の青四角部分の防音材をめくるとグロメットがあるので、取り外します。
1.グロメット加工
カメラコードを通過させるので、真ん中に穴を開けます。
今回は、6.5mmの穴をあけてみました。
このままだとカメラコードのコネクターが通らないので、はさみで一部切れ込みを加えました。
このグロメット部分は、カバーBを取り外した裏側部分とつながっています。
8.カメラコード配線
左フェンダー裏側あたりの空きスペースを活用してカメラコードを室内へと配線します。
Aポイント。
一応配線保護のために手元にあったグロメット(八幡ねじサイズ内径18mm×外形25mm×厚み8.8mm)を穴に取り付けました。
念のため各部配線に傷がつかないようにクッションテープなどを活用。
※付属していません。
室内グロメット部。
純正の配線等と一緒にグローブボックス方面へ。
9.各種(ACC電源、アースコード、映像等)配線
今回接続する配線は、「ACC電源コード」「アースコード」「リバースアウトコード」「PIN接続コード」です。
配線拡大図。
1.ACC電源コード
ACCポジションで電源が供給されるコードに接続します。
今回はETC取り付けで空いていたACC端子と接続しました。
2.アースコード
車体の金属部と接続します。
今回はナビ取り付け時に設置しておいたアースポイントに空きがあったので、そこに接続しました。
3.リバースアウトコード
取扱説明書には、車両がバック状態になったことをモニターやナビゲーションへ伝える線とありました。
このリバースアウトコードとリバースインコード(車両がバック状態になったことを検出するための線です)の接続をどうするか迷った結果!
リバースインコードは未接続。
リバースアウトコードは、ナビのリバース用コードと接続。
ナビのリバース用コードと車両バックランププラス線との接続を解除。
以上の接続としました。
このためバック連動の機能が使えなくなりました。
4.PIN接続コード(AV映像コード)
AVセレクターの出力2と接続しました。
ここでAVセレクターの接続設定を記しておきます。
- AVセレクター出力+ナビ映像コード
- AVセレクター入力1+バックカメラ映像コード
- AVセレクター入力2+フロントカメラ映像コード
※フロントカメラ映像を出力する機器によっては、インパネ類の分解などが必要になります。
今回は、すでにバックカメラとナビの映像コードとが接続されている状況で、グローブボックスを外しただけで、ナビの映像コードへアクセスできる状況でした。
AVセレクター自体は、グローブボックス内に収納しました。
また電源は、付属のシガーソケット電源を使用しました。
時間が出来たらセレナの配線からダイレクトで電源を取りたいと思います。
※シガーソケットが簡単に分解できないタイプなので、要メーカー確認です。
スイッチについては、現段階では取り付け位置を決めませんでした。
インパネ等に配線を通す穴を開けて、運転席から手の届く位置に綺麗に収めるのが理想的ですけどね。
10.修復作業
取り外していたパネルやカバー類などをもとに戻します。
11.動作確認
バッテリーのマイナス端子を元に戻して、エンジン始動。
12.車両チェック
セレナの電装品(エアコン、オートスライドドア、ハザード、バックランプなど)など車両の状態に問題がないか確認。
13.パワーウインドウの初期設定
バッテリーを外すとパワーウインドウの初期設定が解除され、AUTOでの窓閉めなどが機能しなくなっていますので初期設定を行います。
詳しくは取扱説明書を!(P50)2005年5月発行版
初期設定方法
窓ガラスを全開にして、AUTOボタンを押したまま窓を全閉させ、そのまま約3秒間保持し、手を離します。
14.HCE-C200FD取付(完)
最後に今回の配線設定だとスイッチオンで、擬似的にバック状態を作っているので、ナビゲーションでの自車位置にズレが生じることもあります。
ただフロントカメラを使用後、直ぐにスイッチを切っておけば仮にズレが発生しても直ぐに正しい表示になるので大きな問題ではないと思います。
※GPSの受信状態にもよる。
フロントカメラとバックカメラの動作
スイッチオンでモニターが切り替わり、ナビ画像等に代わってフロントカメラの映像が表示されます。
その状態でシフトをRにするとAVセレクターが自動でバックカメラの映像に切り替えて、後方の映像を確認できます。
いままでは、シフトをRに入れると自動的にバックカメラの映像が表示されていましたが、スイッチを入れてシフトをRに入れるみたいな操作になります。
スイッチを切れば、ナビの画面に戻ります。